どうも颯介です!
今回も日常生活の出来事のなかで気になったことについて独自の視点でどんどん切り込んでいきたいとおもいます。
それではさっそく参りましょう!
さて今回取り上げるのは、2001年におこった『明石砂浜陥没事故』とはどんな事故だったのかということについてです。
私は、割と明石には縁はありますし、事故現場となった大蔵海岸にも何回か行ったことがありますので、この事故のことは覚えています。
もうあれから、17年とかそんなに絶つのだなぁとびっくりしました。
事故の記憶を風化させないためにも、ここに明石砂浜陥没事故についてまとめてみたいと思います。
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明石砂浜陥没事故とは何か内容の概要について
明石砂浜陥没事故というのは、2001年12月30日、兵庫県明石市の大蔵海岸で起こった事故です。
父親と散歩中の当時4歳の女の子(金月美帆ちゃん、当時4歳)が、人工浜の砂が崩れ落ち、生き埋めになって約5カ月後に亡くなりました。
この事故の被害にあった女の子の命日が2002年5月26日だったのですね。
一審・神戸地裁は予見可能性を認めず全員を無罪としたましたが、二審・大阪高裁は一審判決を破棄し、審理を差し戻しました。
被告らは上告しましたが、最高裁は棄却しました。
何とも悲しい事故です。
時系列で表すと
時系列でこの事故に関しての経過を表すと以下のような形です。
1999~2001年 明石市が大蔵海岸で多数の陥没を確認
2001年12月 砂浜が陥没し金月美帆ちゃんが埋まり重体に
2002年5月 美帆ちゃんが死亡
2004年4月 神戸地検が国と市の当時の担当者4人を業務上過失致死罪で在宅起訴
2006年7月 神戸地裁が4人に無罪判決
2008年7月 大阪高裁が無罪判決を破棄、審理を差し戻す判決
2009年12月 最高裁が4人の上告棄却
2011年3、10月 神戸地裁の差し戻し審で禁錮1年、執行猶予3年の有罪判決
2011年12月、2012年7月 大阪高裁が差し戻し審判決を支持
2014年7月 最高裁が上告を棄却
裁判では、国や市の当時の担当者の過失を認め、有罪判決が下されたのですね。
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2018年5月26日が17回忌
つい先日、明石砂浜陥没事故の被害者となった金月美帆ちゃんの17回忌であったことから、明石砂浜陥没事故についてのニュース報道が為されました。
「ごめんね」母が心境 明石砂浜陥没事故16年
2001年12月に兵庫県明石市の大蔵海岸で起きた砂浜陥没事故で、東京都中野区の金月美帆ちゃん=死亡当時(5)=が亡くなってから、26日で丸16年。関東の自宅でこの日を迎えた母の路子さん(49)が、今の心境を語った。
◆
今年は美帆の17回忌。事故が起こってからしばらくは裁判などで慌ただしく、私たち自身が生きていくためにつらい気持ちを我慢し、事故のことを考えないようにしていた。でも、時間がたてばたつほど、あの時忘れようとしていたものがこみ上げてきて、逆に思い入れが強くなってしまう。
生きていれば今年の1月に成人式を迎えていた。振り袖のパンフレットを見るとどうしても美帆の着物姿を想像してしまい、寂しくなる。他の子たちと比べるわけではないが、着物も着られないような人生にしてしまったことが申し訳なく、「ごめんね」と位牌に謝った。
家族で成人のお祝いをした。ケーキを買って、皆で「おめでとう」と言って食べた。当時からお世話になっている警察の方からもお祝いのワインが届いた。主人(一彦さん)は、美帆と一緒にお酒を飲めたら、と考えていたと思う。高校生の次女は昔の写真を見ながら「自分より美人だっただろうな」と話していた。あえて明るく言ってくれたのかもしれない。
事故の責任者たちは裁判で有罪になったが、私たちが訴えてきたことは本当に聞き入れられたのか。直接話をしたわけでもないし、当時は誠意が感じられない対応をされたこともある。市の職員も当時とは替わったと思うが、反省して毎年海岸に行ってくれていると信じるしかない。
明石市職員には、今後もずっとこの日を覚えていて、後世にも引き継いでほしい。私たちにとっては、それが1番の誠意だから。
◆
26日午前、事故現場には明石市の泉房穂市長と市の幹部8人が訪れ、全員で手を合わせた。泉市長は「明石市は、何年たとうと事故の責任を負い続け、それを踏まえた安全対策を採り続けなければならない」と話した。(勝浦美香)
出典:https://www.kobe-np.co.jp/news/akashi/201805/0011295809.shtml
本当に悲しい事故です。
被害者のお母さんのコメントにありますが、当時の市の職員らと直接話をしていないのですね。
ちょっとこれには驚きました。
世間では、次第に忘れられていくのは仕方のない部分もあるでしょうけどご遺族にとってはずっとずっ尾をを引く忘れられない悲しい出来事なのですね。
これからも明石市はもちろん、悲しい事故が起らないように、危険をともう可能性のある施設の管理者は、事故防止・対策の徹底に努めて欲しいものです。
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