どうも、颯介です!
今回も日常生活の出来事のなかで気になったことについて、独自の視点でどんどん切り込んで行きたいと思います。
それでは、さっそくまいりましょう!
さて、今回取り上げるのは、窃盗の罪に問われ無罪を勝ち取った中国放送の元アナウンサー・煙石博(えんせきひろし)さんについてです。
いわゆる冤罪事件だったわけですが、この煙石博さんの冤罪事件について2018年5月9日のTBS系のテレビ番組『1番だけが知っている』で放送されていたのですね。
北村弁護士が魂が震えた事件として、番組内で放送されたのですが、その内容にとてもやりきれない思いや怒りを覚えました。
私自身もいろいろと考えさせられるところもありましたし、ネット上でも放送中から話題にしているユーザーがたくさん居ました。
ということで、今回は冤罪事件に巻き込まれた元アナウンサー・煙石博さんのその後などについて調査してみました。
スポンサーリンク
煙石博さんのえん罪事件の内容
広島の放送局・中国放送の元アナウンサーであった煙石博(えんせきひろし)さんが、2012年10月11日に窃盗容疑で逮捕されてしまいます。
このときの逮捕は、2012年9月24日に、銀行内で女性会社員が置き忘れた6万6000円の入った封筒を盗んだ疑いによってのことでした。
煙石さんは、警察の取り調べに対して、身に覚えがなく容疑を否認していたと言います。
そして、2013年11月27日、広島地方裁判所は、
「ビデオカメラの映像から被告人の他に犯人がいるとは考えられない」
「被告人の供述は信用できない」
として、窃盗罪の成立を認め、執行猶予突きではあるものの煙石さんに有罪判決を下しました。
その後、煙石さんは控訴・上告を経て、2017年3月10日に最高裁で無罪判決を勝ち取りました。
まったくの冤罪事件であったわけです。
なんと無実が証明されるまでに5年もの歳月がかかったのですね。
一部マスコミでは、裁判中から冤罪の疑いが指摘されていて、煙石さんの友人達を中心に組織された支援組織では最高裁での無罪判決を得るまでに9500を超える署名を集めたと言います。
スポンサーリンク
放送に対してのネットの反応の声
テレビ番組『1番だけが知っている』内で、煙石博さんのえん罪事件が取り上げられたことをうけ、ネットユーザーたちの間で一躍話題になりました。
北村弁護士がリアル99.9として紹介した、広島のアナウンサーの冤罪事件。私もラジオで声は馴染んでいた、煙石博さんの突然の逮捕や裁判について時折見聞きしていたけれど、警察も検察も裁判所もこんな事を言ったりしたりしていたのかと思うと、地元なだけに心配になる…。よく心折れずに頑張ったなぁ!
— 花山六月 (@hanayamajunemeg) May 9, 2018
煙石博さんを冤罪に追い込んだ当時の広島県警の捜査員と署長、検事、裁判長は今ごろ何してるのかね?
— けろっこ (@kitakitakennken) May 9, 2018
#煙石博 #冤罪 #1番だけが知ってる #広島県警 広島県警の印象悪過ぎ。方言でかなり威圧感を醸し出してるイメージがあり、更に実際に内部まで腐りきってるとは!!最近の8500万ぐらい盗まれた事件も腐れ具合を裏付ける事件だよね。
— mochimochi (@mochimo84949830) May 9, 2018
煙石博さんの冤罪事件 普通に考えてたまたま封筒からお金を盗むにしては計画的犯行以外不可能な状況 カメラの位置 無い指紋 それを有罪にする検察 一度犯罪者じゃないかと決めた以上無罪とわかっていても犯人に仕立て上げる 警察の担当者 検察の担当者の罪 重い 名前を公表してもいいんじゃないか?
— 辛口しん (@Shin0000shin) May 9, 2018
煙石博さんの冤罪事件、本当に怖いです。当時の広島県警の捜査担当した警察官と検事は処罰されないの?煙石さんに対して賠償して欲しい。これまでにも冤罪あったんだろうね。全国の弁護士さんに諦めず頑張っていただきたい!
— けろっこ (@kitakitakennken) May 9, 2018
広島元RCC煙石博アナウンサー冤罪事件。つい最近の話。これが地方の警察の実態(東京も地方だが)。
警察と検察を敵に回したらほぼ勝てない。だから…人が困っていても、助けを求められてもすぐにその場を離れ、巻き込まれないようにする。また任意で警察と話をする時は必ず録音はしておく…とかね。— 水上 (@mgjdf52spy) May 9, 2018
まったく言われのない罪によって、無罪を勝ち取るまでに5年もの歳月を費やしたという理不尽な話ですから、多くの人の共感を生むのも当然ですね。
煙石さんは、本当に心折れずに、裁判を戦い抜かれたと思います。
またバックアップされた弁護士や支援組織の人たちも素晴らしいと思います。
スポンサーリンク
煙石博さんのその後は?
煙石博さんは、最高裁での無罪判決を得た後も元気に過ごされています。
煙石博さんは、自ら知的な文章でブログ記事を更新されておられます。
えん罪事件に巻き込まれるという大変な経験をされたことを活かし、えん罪防止のための活動を活発になされているようです。
ブログ記事からは、中国地方弁護士大会シンポジウム「防犯カメラと冤罪-監視社会化を考える」に参加されたり、広島県警の「 防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン(案)」に対して意見を提出されたりしているのが確認できました。
また、今回のTBS系のテレビ番組『1番だけが知っている』で、煙石博さんのえん罪事件が取り上げられると言うことも紹介されていました。
これまでにも煙石さんの元には、複数のテレビ局から放送の依頼があったそうなのですが、断ってきたそうです。
しかしながら、同じようなえん罪事件の被害者を生み出さないためにもという思いもあって、今回テレビ出演を決意されたということのようです。
(出典:http://enseki.noor.jp/?page_id=1712)
それにしても、最高裁で覆らず、そのまま有罪になっていたらと思うと本当にぞっとしますね。。。
br>