どうも、颯介です。
今回も、日常の出来事などの中で、気になったことについて独自の視点でどんどん切り込んで行きたいと思います。
それでは、さっそくまいりましょう!
さて、今回取り上げるのは、「ゲーム障害」についてです。
ゲームのやり過ぎにともなって生じる日常生活に支障を生じる症状を示すこの「ゲーム障害」が、WHO(世界保健機関)が、国際疾病分類(ICD)に加える方針だと言うことで、びっくりしたんですね!
実際、ゲームのやり過ぎが原因で悪くすると死亡に至ったり、重篤な症状に至ることがあるそうです。
まさか、ゲームのやり過ぎが病気として扱われるなんてと思ってびっくりして気になったんです。
そこで、今回は、ゲーム障害とは何なのか、どういう症状が起こり、原因や治し方はどのようにしていくのかについて調べてみました。
スポンサーリンク
ゲーム障害とは何か?特徴は?
ゲーム障害は、これから正式な疾病と扱われていくわけですので、まだ正式な定義はないようです。
しかしながら、WHOのホームページに、草案(Beta Draft)として、案が公表されています。
これによると、ゲーム障害は、ゲームを長時間あるいは頻繁にすることに特徴があり、
1.ゲームの回数や続ける時間を自分で管理できない
2.ゲームすることが、日常生活のほかのことよりも優先される
3.生活等に悪影響が出ているのに辞められない
こういった行動パターンが、日常生活における重大な障害(家族関係、仕事関係、教育関係を含む)となる状態が、12か月に渡って続くことによりゲーム障害と診断されます。
ただし、症状がさらに重篤な場合は、12か月という継続期間の要件が短縮される場合もあるということです。
要は、ゲームをやりたいという気持ちを自制できずに長い期間にわたって、家庭や仕事などの人間関係等に問題が生じている状態をゲーム障害というようですね!
スポンサーリンク
ゲーム障害の原因とは?
ゲーム障害は、言い換えると、ゲーム依存症ともいえそうです。
ゲームに依存してしまって自制がきかずやめられないということです。
このようなゲーム依存になってしまう原因について考察してみます。
家庭不和
ゲーム依存の人は、家庭に不和があるケースが多いと言われています。
性格的な要因
本人の性格傾向も依存症の背景として重要であるとされます。
依存症を強める性格傾向は主に下記の2つです。
「刺激を求める性質」
「対人関係を避ける性質」
ゲームに刺激を求めてやみつきになってしまうということと、人間関係の煩わしさからゲームの世界に逃げ込んでしまうということですね。
トラウマ
幼い頃の不適切な教育環境にあった場合、「愛着」がうまく形成されません。
不安定な愛着は行為(ここではゲーム)への依存を生みます。
ゲームを続けやすい環境
ネットカフェなどの発達により、誰にも邪魔されずゲームに没頭できる環境などが整い、ゲームを続けやすくなっているという環境的な要因もあると思います。
終わらないゲームシステム
昔ながらのファミコンなどのゲームであれば、ある程度プレイしたら、ゲームクリアして、エンディングを迎えていました。
それが、オンラインとつながるようになり、ゲームデータが度々アップデートされるようになりました。
また、攻略方法が多角的になってきたので、コンプリートすることが難しく、いくらやっても終わらないような作りになってきていると思います。
ゲーム内での他のプレーヤーとの交流
オンラインゲームでは、ゲームの世界の中で他のプレーヤーと交流できたりします。
ゲーム内で他者と交流できるため、現実世界での交流の必要性を感じなくなってしまうのかもしれません。
スポンサーリンク
ゲーム障害の治し方
それでは、日常生活に甚大な影響を及ぼすこのゲーム障害を治すにはどうしたらよいのでしょうか。
ここでは、ゲーム障害の治し方について考えていきます。
家族間の絆を高める
家庭不和がゲーム障害の原因になっている可能性もあります。
家族間の問題を解消して家族の絆を高めることが大切だと思います。
家族も変わる
ゲーム障害を発症している本人だけでなく、接する家族も変わる必要があります。
ルールを決めて少しずつゲーム時間を減らす
1日にゲームをする時間や時間帯を決めて、少しずつ減らしていきます。
いきなり、ゲーム時間をゼロにすると反動が来ますので、少しずつ減らすことが大切だと思います。
精神科医やカウンセラーを頼る
ゲーム障害は、依存症の一種と考えられますので、精神科医やカウンセラーなどをたより、診察・相談を受けましょう。
スポンサーリンク
さいごに
私自身も、ゲームのやり過ぎを病気として扱うということを聞いてびっくりしましたが、調べて見ると、ゲーム障害は軽視できない大きな問題だと感じました。
実際に、海外ですが、オンラインゲームのやり過ぎに伴う過労での死亡例などもあるようです。
反対意見もありますし、WHOのほうで、今後正式に、国際的な病気の分類に加えられるかはまだわかりませんが、「ゲームのやりすぎ」という問題の重大性を認識して、社会も理解を示し、対策をしていくことが大切だと思います。
br>