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ボストンの奇跡とは何か?wiki風内容まとめ【TED スーパープレゼンテーション】


どうも、颯介です。

今回も日常の出来事について、気になったことについて、独自の視点で切り込んで行きたいと思います。

それでは、早速参りましょう!

さて、今回取り上げるのは、「ボストンの奇跡」と呼ばれる出来事についてです。

これは、当時若者の暴力に悩まされていたボストンの街で、ある牧師の働きによって、若者の暴力を79%も削減したという出来事です。

素晴らしい成果だと思います。

この牧師さんのなされたことは本当に偉大だと思いますし、このボストンの奇跡から学べることは、様々なことに対して応用が可能だと思います。

今回は、このボストンの奇跡とは一体なんなのか、どんな内容だったのかということについてまとめて、私の意見を書いていきたいと思います。

それではまいりましょう。

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ボストンの奇跡の内容まとめ

1980年代後半のボストンの状況

青少年による暴力事件や殺人事件が日常茶飯事でした。
また、麻薬売買や地元のギャング団同士の抗争が常態化している状況でした。
通りには、銃や麻薬があふれていました。

そして、そのような好ましくない状況を地域住民達は見て見ぬ振りをしていました。

それどころか、本来地域の平和と正義を守るべき地元のボストン警察さえも見て見ぬ振りをしていたという最悪の状況でした。

モーニングスター事件

こうした最悪の状況があふれていたボストンの街で、あるとき、モーニングスター事件と呼ばれるある事件が起こります。

あるギャング団の構成員が銃撃され死亡します。

そして、その死亡した構成員の葬儀がモーニングスター・バプテスト教会で行われます。

死亡したギャング団構成員の若者の友人だるジェローム・ブランソンが葬儀に参列するためにこのモーニングスター・バプテスト教会に入ってきたときのことです。

敵対するギャング団の構成員達が彼を尾行して、あろうことか教会に乱入してきたのです。

そして、驚き恐れおののく会葬者たちをよそ目に、乱入してきた敵対ギャング団の構成員達は、ブランソンに暴力を振るい、ブランソンをナイフで刺したのです。

あろうことか、なんとこのおそろしい一連の出来事は、祭壇の上でのことだったといいます。

牧師達がボストンの治安向上に立ち上がる

モーニーングスター事件をきっかけとして、ボストン所在の様々な宗教、州はの有力者達が、記者会見をひらきます。

会見では、ギャング団の暴力行為や青少年の殺人事件、そしてモーニングスター事件を非難しました。

そして、彼らは協力してボストンの街にあふれる暴力を減らすために対処する方法を探るために、様々な宗教団体に呼びかけた結果、なんと300名以上の聖職者がこの呼びかけに応じることとなります。

彼ら宗教家たちのなかの中心メンバーであったジェフ・ブラウン牧師は仲間とともに、「街角委員会(Street Committee)」を結成します。

この街角委員会では、毎週金曜日の深夜から早朝4時まで、市中心部周辺を見回ることを決定しました。

この見回り活動の目標は、街角でギャングたちに立ち向かうことです。

ジェフ・ブラウン牧師は、このギャングの縄張りへと入っていくことを「2つの世界の衝突」と呼びました。

2つの世界というのは、

・街を捨て安全な校外を求めた人々の世界
・その街で暮らし死んでいく若者の世界

です。

危険を顧みず街の平和のために、なんとも勇敢な行為ですね。

活動により生じた変化のきざし

ジェフ・ブラウン牧師たちが活動した街の中心地に深夜に赴く活動は、はじめのうちは、大きなことは何事も起こりませんでした。

少年達は、ジェフ・ブラウン牧師たちを見かけても接触してくることはありませんでした。

しかしながら、活動を続ける内に、彼らは、ギャングの若者達に対する見方が変わっていきます。

ギャングのメンバーの多くは、貧しい家庭に生まれ育ったり、麻薬中毒者の親がいたりしたのです。

そうしたバックボーンを持つ若者達にとっては、ギャングは新しい家族であり居場所なのではないかという見方ができるようになったのです。

このように考えると、ギャングのメンバーの青少年達も自分自身の家族をつくり、守ろうとしているという点について、自分たちと何ら違いが無いのでは無いかと思うようになっていきました。

そして、ある夜、一人の少年が彼らに歩み寄ってきました。

その少年は、これまで自分がしてきたことを後悔して、魂を取り戻す手助けをしてほしいと、ジェフ・ブラウン牧師らを頼ってきたのです。

ブラウン牧師は、ギャングの少年達も自分たちと何ら変わらない一人の人間だと悟るのです。

10ポイント連合の結成

ブラウン牧師らの活動は、警察、弁護士、少年裁判所関係者など他にも多くの人を巻き込んで発展を遂げていきます。

日々の活動や議論を通じて、共通の目的を探り、10項目の行動計画をとりまとめました。

この10項目の行動計画に基づき、活動していくことにしたので、彼らはこれを「10ポイント連合」(Ten Point Coalition)と呼びました。

若者達への聞き取りから見えた解決策

ブラウン牧師たちは、街のギャングの若者達と話し、彼がいったい何を考えているのかを聞いてみました。

すると、彼らが答えたことは、

「私たちに何かすることを下さい」
「私たちがくつろげる安全な場所を下さい」

ということだったのです。

ブラウン牧師らは、この少年達の答えを聞いて拍子抜けしましたが、高校の体育館を夜に開放し、その体育館の入り口に警察官を警備させるようにしたのです。

若者達の求め通りに、警備の行き届いた夜の体育館という安全な環境が与えられたのです。

その結果、毎晩平均1000人を超える若者が体育館に来るようになったのです。

そうして、ブラウン牧師らは、ボストンの街から、若者の暴力を79%も削減したのです!

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最後に

ブラウン牧師らの行動から、どんな教訓を得ることができるでしょうか?

私個人的に考えてみました。

・相手も同じ人間だと知ること
・相手のふところに入り込むこと
・相手を理解すること
・相手を信頼すること

が問題解決のために大切なのではないかと思いました。

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