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集団ヒステリーとは何?女子に多い原因と日本の事件事例【新橋女子高生7人集団パニック】


どうも、颯介です!

今回も日常生活の出来事のなかで、気になったことについて独自の視点でどんどん切り込んで行きたいと思います。

それでは、さっそくまいりましょう!

さて、今回取り上げるのは、集団ヒステリーとは何かということについてです。

2018年5月11日(金)の夕方に、東京の新橋駅前で高校の女子生徒7人が同時に過呼吸症候群と見られる症状を引き起こし、倒れるということがありました。

※関連記事
新橋駅前で女子高生7人が同時に過呼吸で倒れた理由はなぜ?原因を考察

上記記事でもご紹介していますが、女子生徒が7人も同時に倒れた理由について調べるなかで、『集団ヒステリー』というキーワードが出てきました。

そして、今回のように女子生徒が同時に過呼吸で倒れるなどの集団ヒステリーの事例は度々確認されてきたようでした。

ということで、今回は『集団ヒステリー』とは何かということについて、女子に多い理由や日本での集団ヒステリー事件の事例とともに紹介していきます。

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集団ヒステリーとは何?

まず、集団ヒステリーとは何なのかということについて確認してみます。

一定の集団内で多数の人にヒステリー症状、すなわち、痙攣(けいれん)、失神、歩行障害、呼吸困難などの身体症状、または興奮、恍惚状態などの精神症状が伝播すること。

通常は感情、関心、利害の共通である学友、寮仲間、小集落の住民、宗教団体などの親密な関係をもつ小集団内で、発端者がなんらかの症状を呈し、それが間もなく他の構成員につぎつぎと伝播する。

続発者からその集団以外の人に伝播することもある。

また、一定の集団が突発的に同じ異常行動を呈し、発端者が不明の場合もあるし、報道によって相互に面識のない人々に類似の症状が伝播することもある。

出典:世界大百科事典第2版

上記の引用の通り、集団ヒステリーというのは、痙攣や湿疹、呼吸困難などの身体症状や興奮状態や恍惚状態などの精神症状が集団内で感染することです。

通常は、学校の友達や宗教団体など親密な関係を持つコミュニティのなかで生じるようですね。

また、集団ヒステリーは、集団パニックとも呼ばれることもあります。

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集団ヒステリーの原因は?他人に伝染・伝播する理由

調べてみたところ、集団ヒステリーの原因やメカニズムについては医学的・科学的には明確には解明されていないようです。

元々、人間はコミュニティ(一定規模の小集団)を形成して生きてきました。

そして、そのコミュニティのなかでは帰属意識が形成されます。

コミュティへの帰属意識が強い状態だと、周囲に同調しやすい状態にあるため、コミュニティ内の他の人に伝染・伝播しやすい傾向にあるようです。

学校の友達どうしや宗教組織のメンバー間どうしなどで、集団ヒステリーが起こりやすいというのもまさに、コミュニティへの帰属意識が強い状態から来ているのですね。

実際、誰かと一緒に居るときに、相手につられて泣いてしまったり、笑ってしまったりと周囲に同調した行動をとってしまうということはありますものね。

この同調が、痙攣や過呼吸など極端な症状として表れたのが集団ヒステリーだと考えられています。

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集団ヒステリーが女子に起こりやすい理由

後で、実際に集団ヒステリー事件が起こった事例を紹介しますが、集団ヒステリーは女生徒など若い女性に多く見られるようです。

なぜ、若い女性に集団ヒステリーが起こりやすいかというと、社会経験の少ない若い女性は、メンバー間どうしで閉鎖的な集団を形成しやすいからだと考えられています。

集団ヒステリーは他者に同調することで発生すると考えられているわけですが、仲間意識が強くて、より緊密な関係を築きやすいため、感情や身体症状の同調もより起こりやすいと言うことでしょう。

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日本での集団ヒステリー事件の事例

日本でも集団ヒステリー事件の事例として確認されているものがいくつかありました。

他にももっと色々とあるかもしれませんが、wikipediaから引用します。

2006年7月27日
千葉県船橋市のショッピングセンターで、女子中学生が次々にパニック症状を訴え、計11人が病院に搬送され、うち4人が入院する騒ぎがあった。
1人が体調不良で倒れたのを見て、他の生徒らがショックを受けて症状が連鎖したとされる。
これを報じた東京新聞の2006年7月28日付記事によると、過去1年だけでも、秋田、埼玉、大阪、山口、佐賀で、同様な過呼吸の連鎖があったと述べている。

2013年6月19日
兵庫県立上郡高等学校(兵庫県上郡町)の4階廊下で1年生の女子生徒が休憩時間に、女子トイレ前で「気持ちが悪い」と体調不良を訴えたところ、その様子を見ていた女子生徒らが次々にパニックになり、1時間ほどの間に女子生徒計21人が過呼吸の症状を訴え保健室で手当てを受けたが、18人は病院に救急搬送、3人が入院した。
症状は軽症であった。

2014年6月30日
柳川高等学校(福岡県柳川市)で1年生の女子生徒が叫び声をあげてうずくまり、様子を見に来た他の生徒も同様の症状を発し、女子生徒26人が体調を崩す。
同校では同日と翌7月1日を臨時休校とする措置を取る。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF

いずれも、中学や高校の女子生徒に起こった事例であり、やはり集団ヒステリーは若い女性に多いようです。

もしかしたら、今後wikipediaの上記項目に、2018年5月11日の新橋で遠足に来ていた女子高校生7人が過呼吸になって倒れた事例も追加されるかもしれませんね。

※関連記事
新橋駅前で女子高生7人が同時に過呼吸で倒れた理由はなぜ?原因を考察

今回もご覧頂いて、ありがとうございました。

それではまた!

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