どうも、颯介です!
今回も日常生活の出来事のなかで気になったことについて、独自の視点でどんどん切り込んで行きたいと思います。
さて、今回取り上げるのは、なぜ相撲の土俵は女人禁制で女性の立ち入りが禁止されているのかということについてです。
というのも、2018年4月4日に行われた相撲の春巡業、大相撲舞鶴場所で舞鶴市長が倒れた際に、介抱した女性に対して土俵上から降りるようにアナウンスが流れたそうなんですね。
そういえば昔、2000年に、当時の大阪の太田房江知事が土俵に立ち入れず大阪場所での優勝トロフィーを自らの手で授与することを断念したことがあったことを思い出しました。
今回は、倒れた市長の人命救助という大切な役割があるにもかかわらず、土俵に女性があがることを禁止する理由はいったい何なのか気になったんです。
というわけで、相撲で女性の土俵入りが禁止されている理由について調べてみましたので、記事にして解説していきます!
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大相撲舞鶴場所で舞鶴市長が倒れた時の動画
2018年4月4日に開催された大相撲舞鶴場所で舞鶴市長が倒れたときの様子を撮影しているユーザーが、Twitterに動画を投稿していましたので、まずはこちらをご紹介します。
https://twitter.com/maotomokun/status/981486267476058112?s=20
会場がとてもどよめいているのが見て取れます。
土俵の上で人が倒れているのを見たら、ビックリしますよね。
手がピクピクしていて心配です。。。
女性らしき人が数人土俵上に上がっているようです。
この動画には収録されていませんが、この動画の後の場面で女性が土俵から降りるように求めるアナウンスが入ったそうです。
追記
実際に、女性に土俵から降りるようアナウンスしている場面の動画がありました。
普通に考えたら、人の命に関わる大切な局面で人命救助のために必要な行動をとるために駆けつけたにも関わらず、女人禁制を貫き通して土俵からの女性の退場を求めるアナウンスには違和感を感じます。
実際、人命が関わっているにも関わらず、女性差別的な古い文化を押しつけているのではと批判が出ているようです。
その後、さすがに今回の対応は不適切だったと日本相撲協会側も認め、八角理事長(元横綱・北勝海)は以下のような謝罪のコメントを発表しています。
「本日、京都府舞鶴市で行われた巡業中、多々見良三・舞鶴市長が倒れられました。市長のご無事を心よりお祈り申し上げます。とっさの応急措置をしてくださった女性の方々に深く感謝申し上げます。応急措置のさなか、場内アナウンスを担当していた行司が『女性は土俵から降りてください』と複数回アナウンスを行いました。行司が動転して呼びかけたものでしたが、人命にかかわる状況には不適切な対応でした。深くお詫(わ)び申し上げます」。
出典:https://news.biglobe.ne.jp/sports/0405/sph_180405_9475703209.html
行事の方も経験が浅く、伝統を重んじるあまり、臨機応変な対応ができなかったのかもしれませんね。
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相撲の土俵が女人禁制の理由とは何?
相撲の土俵への女性の立ち入りを禁止しているのは、一見すると女性差別なのではと思われます。
相撲の土俵が女人禁制とされている理由はいったい何なのでしょうか?
その理由は、『神様がやきもちを焼くから』とされているそうです。
本来、相撲というのは、農村部などで豊作を祝うための儀式だったと言われています。
そして、豊作を司る神様は女性なんですね。
この女性の神様を楽しませるという目的で若くて力に自信のある男達が競い合い行われた出し物が相撲だったのです。
こうした相撲本来の成り立ちから、若い男達が競う土俵上に女性があがると、女性である豊作の神様が焼き餅を焼いてしまうから女人禁制とされているんだそうです。
昔は、女性は相撲を観戦することすら禁止されていたこともあるとか。
ただ、近年では地方の相撲大会では女性が普通に参加していたり、女性の相撲もあります。
昔よりは、最近では少しずつ考え方が変わってきている部分もあるようです。
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まとめ
相撲の土俵が女人禁制の理由は、相撲本来の成り立ちに由来していました。
元々、相撲は女性である豊作の神様を楽しませるための出し物だといいます。
女性を土俵にあげると、その女性の神様に焼き餅をやかせてしまい、機嫌を損ねてしまうからというのが女人禁制の理由です。
実際の所は、昔からのしきたりや風習で、いまでも女人禁制が取られている部分もあるのではないでしょうか。
とはいえ、大相撲は一流の力士達が競い合う場で、力士達は命をかけているわけです。
力士にとっては、女人禁制を破り、神様のたたりが起こったりすることを恐れている部分もあるのかもしれませんね。
相撲協会は、世間とは隔たりのある閉鎖された世界のようにも思われますので、なかなか伝統やしきたりを変えていくのは、一朝一夕には行かないのかもしれませんね。
ただ、今回はさすがに人命に関わる緊急事態でもあったことから、対応の不適切さを謝罪したわけですね。
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難しいところですね
もちろん生命維持が最優先なのは
どなたに尋ねても否定できないはずという共通認識の上でですが。
世界遺産登録がされた沖ノ島、最近で言えばサウジアラビアのサッカー観戦も。
宗教観に根ざした風習は、一朝一夕に解決しないものだと思っています。
※男性禁制の場所ってどこかしら?ラッシュ時の専用車両くらい?
太刀持ちさん、いつもコメントありがとうございます!
おっしゃるとおり難しい問題ですね。
宗教的なことは、当事者にとっては、戦争さえ引き起こしかねない重大事ですものね。
沖ノ島は女人禁制なのですね。
知りませんでした。
ラッシュ時の女性専用車両は、男性が侵入しようものなら、相撲協会ばりのプレッシャーをうけそうですね^^;